Phong Phu株式総会社は、中国に本拠を置くAdvance Denim Ltd.と、Advance Sico Textile Ltd.を設立するための協力協定を締結したばかりであり、この提携により、同社は年間輸出目標である1200万メートルのデニムを達成することができると、2019年前半の事業活動をまとめる式典で Phong Phu社のPham Xuan Trinh社長は述べた。
「Advance Denimは以前、Zara、H&M、Levi’sなどにタイと中国の工場を通じて商品を供給していましたが、現在はベトナムを商品の生産地として選択しました」とTrinh社長は言う。
同社は9月にPhong Phuの工場訪問することを計画しており、ベトナム企業は同社の評価のためのデニムサンプルを完成させている。「サンプルがAdvance Denimの基準に達した場合、同社は輸入品ではなく我々の商品を利用するでしょう」とTrinh社長は述べた。
EVFTAのおかげで、国内繊維会社が開花し、海外のパートナーとの提携による成功事例が多数見られるようになった。それにより、外国人投資家はEUの0%の関税率を享受するためにベトナムでの事業を拡大し続ける傾向があり、Advance Denimもこうした投資家の一つである。
したがって、合意が発効するとすぐに、EUは関税品目の85.6%を撤廃し、ベトナムのEUへの輸出売上高の70.3%をカバーするだろう。合意が発効してから7年が経過した後、EUはベトナムの輸出売上高の99.7%をカバーする99.2%の関税品目で輸入関税を撤廃し、ベトナムに0%の関税割当を提供することも約束した。
一方で、Phong Phu社がオーストラリアと北米への輸出を拡大するという目標を抱えているが、この新しいパートナーシップはその動機になるかもしれない。
2019年の上半期6ヶ月間で、Phong Phu社は1兆9344億ベトナムドン(8410万米ドル)の収益と1060億ベトナムドン(460万米ドル)の利益を上げた。輸出売上高は2440万米ドルに達し、そのうち67%がタオル、12.3%が繊維、18%が衣類、そして2%が布地。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3950.html