インドネシアでは消費者の趣好に合わせた商品の改良が必要とされつつも、実際に商品への反応を確かめる実験的な機会が少なかった。クリックスポットはメーカーが消費者の反応を直接集められる場としても注目されそうだ。
大塚製薬、明治、山崎製パン、日本トリム、牛乳石鹸共進社の各現地法人などが参加、約500人が来場した。来場者はクリック・イートの顧客のほか、インスタグラムなどでの告知を見て参加、事前申し込みが千人に達した時点で締め切っていた。
来場者はクリック・イートのインスタグラムアカウントをフォローすることで参加、商品を無料で楽しむことができた。ミネラルウオーター「プリスティン」(日本トリム)のブースはレモン、スイカを入れて提供。牛乳石鹸のブースでは石鹸の泡でできたケーキが飾られるなど、各社が「インスタ映え」を意識した。着物を着て、写真を撮れるスペースも用意された。
牛乳石鹸共進社の駐在員事務所チーフ、イワン・ベルさんは「これからはメーカーからの『推し』の影響が弱くなり、友達や信頼している人からの情報の方が重視される時代が来る」と指摘。ソーシャルメディア大国・インドネシアでの商品PRには、商品を体験してシェアしてもらう機会の活用が重要だとした。
クリックスポットは7、8月にも開催する予定。(じゃかるた新聞:大野航太郎、写真も)
ソース:https://www.jakartashimbun.com/free/detail/48288.html