海外ビジネスニュースを毎日配信!− DIGIMA NEWS

シンガポール :輸出企業が先行き楽観視、米中摩擦で恩恵=RAM

  
輸出志向業者の2019年第2四半期の景況感指数は57.9となり、前四半期から2.1ポイント上昇。指数が上向いたのは3四半期ぶりで、上昇幅は過去で最高だった。とりわけ売り上げと利益が伸びるとの見方が強かった。
 
RAMレーティングスは、米中貿易摩擦により恩恵を受けた国の一つがマレーシアであるとの見方。中国企業に代わってサプライチェーンに組み込まれたマレーシア企業には、韓国やタイなどからの輸出受注が増えているという。工場の稼働率が95%を超えている輸出志向企業は25.9%に上っており、前四半期の14.3%を大幅に上回っている。
 
ただし先行きを楽観視しているのは輸出志向企業が中心で、中小規模の製造業者の景況感は51.8と前四半期から0.3低下している。
 
(Asiax提供:亜州ビジネスASEAN)