香港:逃亡犯条例問題、集会から警察包囲
民間人権陣線は6月26日午後8時、セントラルの愛丁堡広場で逃亡犯条例の改正に反対する集会を開催した。
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27日の香港メディアによると、警察の推計では集会参加者はピーク時で1万人。民間人権陣線は統計を取っていなかった。
集会は大阪で開催されるG20サミットに向けたもので、逃亡犯条例の改正撤回や警官隊とデモ隊の衝突事件を暴動と断定したことの撤回を求めるスローガンを各国言語で訴えた。だが多くの市民が集会参加後に湾仔の警察本部前に集まり、警察の武力使用に抗議し衝突事件で逮捕された容疑者の釈放などを求めた。
午前零時には周辺道路は人であふれて警察本部が再び包囲され、鉄柵などで警察本部の出入り口を塞いだり、壁に落書きしたり、防犯カメラのレンズを塞いだり、卵を投げる者が現れた。午前1時ごろに特区政府や警察の報道官がデモ隊に撤退を求める声明を出し、午前2時ごろに雨が降ったためデモ隊はいったん減少したが、その後再び増えて警察本部のガラスドアに物を投げてきたため、午前3時半ごろに警官隊がデモ隊の排除を開始した。午前5時ごろまでに大部分のデモ隊を排除し、一部デモ隊の身体検査と身分証検査を行って解放したほか、気分の悪くなったデモ隊メンバーを救急車で病院に搬送した。
この騒動で警察は警官襲撃容疑で1人を逮捕したほか、60人の身分証を記録。18件の緊急通報への対応が遅れたそうだ。
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