ジャニー・チャン氏が所有する会社JASCは不動産投資を目的に2012年、SMEケアから50万Sドルを借り入れた。JASCが保有する2店舗が担保で、彼女も個人保証を行った。
しかしJASCは債務を履行できず、抵当不動産は売却されたが、負債返済に足りなかった。このため保証人のチャン氏に返済の督促がなされたが、その額は17年9月の時点で369万Sドルになっていた。現在は415万Sドルに膨らんでいる。金利は月7%で、後に5.2%に引き下げられた。この間、ジャニー・チャン氏は投資用不動産を、損を承知で売却した。
破産者となったことでジャニー・チャン氏は企業の取締役になることができない。既にアワー・グラスの取締役の座は退いた。しかしアドバイザーとして残っているという。
ジャニー・チャン氏は著名女性実業家。今後は裁判所が任命した破産管財人による財産回収、整理手続きを待つ身となる。財産にはアワー・グラス株式が含まれるもようだ。