フィリピン:セブ-マクタンを繋ぐ第三の橋 工事進捗率は5分の1
国際空港のあるマクタン島とセブ本島間には2本の橋が架かっているが、現在第3の橋の架橋工事が進められていて、名称は『Cebu-Cordova Link Expressway (CCLEX)』。
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この橋はセブ側は日本の円借款で埋め立てられた南部埋め立て地から海峡を横断し、マクタン島のコルドヴァ地区を結ぶが、橋と堰堤を複合した工法を採用し全長は8.5キロ。
工事は1年ほど前から始まっているが、このほど施工業者が工事の進捗状態を発表したが、それによると6月上旬現在21.5%が終わっているという。
総工費は300億ペソ(約630億円)で、プロジェクトはフィリピンのインフラ事業を手掛ける香港系の企業が主体でいくつかの企業が参画している。
竣工後の保守管理は同合弁企業と地元自治体のセブ市とコルドヴァ町が行い、そのためセブでは初の有料道路となる。
完成は2021年を予定するが、これは現大統領ドゥテルテの任期が2022年に切れるため、その任期中に完工する忖度が関係者間に働いているためだが、現在の進捗状況で施工会社は遅れは出ないと述べている。
こういったドゥテルテの任期中に完成させる大型プロジェクトはいくつもあって、間に合わない事業でも任期切れ前に部分的に開通させるなど、権力者ドゥテルテの鼻毛を伺うプロジェクトがは日本の借款事業でも進行中。
現在、セブ-マクタン間に架かる2本の橋は何れも日本の資金と技術で竣工したものだが、新しい方の橋の開通式には当時人気絶頂であったエストラダがジープを運転して渡った。
その後同人は汚職に問われ権力の座から放逐されたが、2021年開通予定の第3の橋の開通式にはドゥテルテが臨場するため、エストラダの二の舞、権力の座を追われるのではないかと見る向きも多い。
第3の橋はセブ島南部からマクタン島へ行くには便利になると見られているが、肝心の通行料がいくらになるのかはまだ発表されていない。
また、コルドヴァ地区に出入口を設けるが、そこから先は一般道路に繋げる予定で、今でも島内の道路は渋滞気味であるため、更に渋滞を悪化させるとの指摘も出ている。
ソース:http://www.ph-inside.com/news/board.php?board=news02&command=body&no=382
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