シンガポール:5月の非石油輸出16%減、3年ぶり下げ幅
シンガポール企業庁が17日発表した2019年5月の輸出額(石油と再輸出を除くNODX)は、前年同月比15.9%減の145億3021万シンガポールドル(約1兆1516億円)だった。3カ月連続の2けた減で、減少率は16年3月以来、3年2カ月ぶりの大きさ。主力の電子製品が31.4%減と、2年1カ月ぶりの下げ幅だった。
ソース:http://www.asiax.biz/news/50419/
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電子製品では大半を占める集積回路(IC)が39.8%減と大きく縮小し、全体を押し下げた。IC部品も54.2%減と低迷。また、非電子製品は10.8%減の115億6363万シンガポールドルと、3カ月連続の前年割れだった。
上位10カ国・地域への輸出では、米国向けを除いてすべて減少。中国向けが23.3%減だったほか、台湾向けが34.7%、香港向けが24.8%減、日本向けが31.2%など、アジア各国向けが軒並み2けた減だった。一方、米国向けは0.2%増とプラスを維持したものの、伸び率は前月の2.2%から減速した。
現地報道によると、低迷の背景には米中の貿易摩擦や電子製品の需要減退などがある。シンガポール企業庁は5月、19年の輸出額について、伸び率の予測をこれまでの前年比0.0〜2.0%からマイナス2.0〜0.0%に引き下げている。
(提供:亜州ビジネスASEAN)
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