アリババがホンダと提携、車載システムを共同開発、AIスピーカー搭載へ
中国の阿里巴巴集団(アリババグループ)が、自動車大手のホンダと業務提携することになった。
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両社は11日に開幕した「CES Asia 2019」で、車載用システム「Honda CONNECT」を共同開発すると発表し、中国で販売するホンダの車種にアリババの人工知能(AI)スピーカー「天猫精霊」を導入する方針も示した。(週刊BCN+:上海支局 齋藤秀平)
アリババによると、2018年4月に開始した「AI+カープロジェクト」の一環。19年3月現在、天猫精霊は600以上のブランドと提携し、連携可能な端末は1億台を超えた。自動車メーカーでは、BMWやアウディ、ルノーなどが中国市場での搭載を決めている。日系自動車メーカーの導入はホンダが初めて。
ホンダ中国の長谷川祐介執行副総経理は、今年の新製品に搭載する第二代の「Honda CONNECT」で、オンライン決済やスマートナビ、車両位置の共有など機能を追加すると紹介。将来的に「より多くのつながりをもたせ、パーソナルアシスタント機能を強化し、クラウドサービスなどを通じて顧客の愛車を成長させ続ける」とし、ITで自動車を進化させると強調した。
アリババAIラボの杜海濤ゼネラルマネジャーは「日系自動車メーカーの中で、ホンダは最も中国市場で知られており、提携することはわれわれにとって、とても大きなことだ」と説明し、「車は常に人間のそばにある。これからの時代は、車内にいる時でも、家にいる時と同じようにさまざまなサービスが利用できるようになることが大切だ」と述べた。
また、杜ゼネラルマネジャーは「インターネットとつながる仕組みは、全ての車にとって欠かせないものになる」と述べ、ITベンダーにとって、自動車メーカーとの提携は大きなビジネスチャンスになるとの見方を示した。今回の業務提携には、音声認識で有名な中国の科大訊飛(アイフライテック)も入っている。
ソース:https://www.weeklybcn.com/journal/news/detail/20190612_167958.html
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