この度中断された理由だが、航空機の燃料ラインにて不具合が発見されるという深刻な問題によるもの。人工降雨の操業は、エルニーニョによる猛暑に向け災害発生地域への介入として実施されている。
DA-DRRMのRoy Jose Paccua氏によると、その他の航空機にも不具合があることから操業の継続ができないとのこと。しかし、災害発生地域の自治体より人工降雨の操業依頼があった場合、民間航空機を通して操業を再開しなければならないと述べた。
同局は当初、5月20日までに人工降雨を20回行う予定であったものの、実際に遂行できたのはたった8回だったそうだ。しかしながら、同地方とソクサージェン地方では、操業後に大雨が降ったことから、これら8回の試みはすべて成功したとのことだ。
同地方の人口降雨操業の予算は200万ペソ以上で、1回の操業にかかる費用は塩を含め約13万ペソである。
南ダバオ州と北ダバオ州の干ばつ被害は増加し続けており、さらにPAGASA(フィリピン大気地球物理天文局)の最近の予測では、弱まったエルニーニョの影響は引き続き四半期まで続くと予想されるそうだ。
ソース:https://davawatch.com/articles/2019/06/04/13943.html