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中国貴陽市で国際ビッグデータ産業博覧会が開幕、習主席は「各国の協力強化」を主張

 
習主席は「インターネットやビッグデータ、人工知能に代表される次世代ITが発展し、各国の経済発展や社会の進歩、国民生活に大きな影響を与えている」と指摘し、「各国の協力を強化し、交流を深化させることで、デジタル化やネットワーク化、スマート化といったチャンスを手に入れられる」と述べた。
 
中国政府の方針については「デジタル経済の発展に関するチャンスを各国と共有し、新技術や新業態、新モデルを探求することによって、新たな成長エネルギーや発展の経路を探したい」と説明した。
 
2018年5月の前回の博覧会では、習主席は「ビッグデータ戦略に力を入れ、これまでの高速な経済成長を高品質な成長に転換するために役立てる」と主張していた。今回の祝辞では、自国の経済発展には言及せず、各国との「協力」を重視する姿勢を示した。
 
開幕式には、貴州省や中央政府の幹部が出席し、引き続きビッグデータ産業の発展に力を入れることを強調した。日系企業からは、NTTデータグループが参加し、貴陽市と協力して進めているスマート交通ソリューションなどを展示エリアで紹介した。
 
博覧会は15年に始まり、今回が5回目。主催者によると、29日までの期間中、5Gやブロックチェーン、インダストリアルインターネット、人工知能などに関するフォーラムやパネルディスカッションがあり、中国や海外の有名企業の幹部や大学教授らが登壇する。展示エリアでは400社以上が出展し、延べ10万人以上が訪れる見通し。
 
ソース:https://www.weeklybcn.com/journal/news/detail/20190527_167717.html