世界のAI市場は2017年から25年まで年率37%のペースで拡大し、25年には1,900億米ドル(約21兆1,907億円)規模になると予想されている。IPOSはシンガポール以外の国・地域に住む発明家にもシンガポールでの申請に対し、同様に短期間で認否判断を示す。
AIに関する特許出願も世界的に増えており、08年から17年にかけ18万件余りの発明品が発表されている。世界知的所有権機関(WIPO)によれば、世界で初めてAI特許が許可されたのは1980年代の日本。しかしその後は米国、中国が特許取得数で日本を上回った。
IPOSは、データ解釈し、それから学習し、特定の作業を遂行するため、その学習を利用するコンピューターまたはシステムの能力、とAIを定義しており、機械学習に関連した発明品が多い。IPOSによれば、シンガポールの通信、保険、金融、情報技術(IT)、小売業では50%の企業がAIソリューションを採用している。