タイ:EU協定がベトナムへのシフトを促進
今年のEU-ベトナム自由貿易協定(EVFTA)が施行されれば、タイの自動車、コンピュータ、アパレル、電気回路産業のベトナムへの移転が可能になる、と商務省は警告している。
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商務省の下にある戦略局の調査によると、EUとのFTAで武装したベトナムはタイを凌ぐであろうと貿易政策局長のPimchanok Vonkorpon氏は語った。
2015年12月2日、3年間の交渉の後、EUはベトナムとの二国間FTAに署名した。この協定は、双方による批准を待っており、今年中に発効する予定。EVFTAは、商品とサービスの貿易、政府調達、持続可能な開発などの関連問題を自由化する。輸入製品の99%以上の関税EVFTAが有効になると、ベトナムは直ちにEUの輸入製品の65%について関税を引き下げ、残りの品目については10年以内に関税を徐々に引き下げる。
調査の結果、特に自動車や部品を中心とした一部のタイの輸出品の競争力は急激に低下することがわかった。
「これにより、影響を受けた特定の輸出製品がベトナムに工場を移転する可能性がある」と語った。タイの自動車メーカーは、産業の変革を加速し、電気自動車生産に移行する必要があると述べた。
ヨーロッパ市場向けのベトナムの繊維・アパレル製品の分野でも、ベトナムはまた、より安い賃金とより高い労働力という点で有利である。タイは、その熟練した労働力を磨き、製品に価値を付加し競争力を維持するために、より近代的な技術と革新を適用する必要があるという。
2017年のベトナムとヨーロッパの貿易額は11.6%増の504億米ドルで、輸出は386億米ドル(12.6%増)、輸入は121億米ドル(8.7%増)。一方、タイとヨーロッパの二国間貿易 2017年の総収入は11%増の445億米ドル。全体のうち、タイからの輸出は8%増の237億米ドルで、輸入は148億米ドル(14.5%増)であった。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3825.html
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