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EU、米国に報復関税の用意 200億ドルの品目リスト公表

 
11ページから成るリストは、航空機、ヘリコプター、トラクター、ハンドバッグ、ビデオゲーム機器などのほか、ワイン、たばこ、冷凍魚や乾燥果物などに至るまで広範な物品を網羅。5月31日まで意見を公募し、その後改定を行う。
 
欧米は欧州航空機大手エアバスおよび米ボーイングに対する補助金について互いに不当と主張し、約15年前から対立している。
 
米通商代表部(USTR)は今月8日、EUによるエアバスへの補助金に対する報復措置として関税を課すEU製品の暫定リストを公表。翌9日にはトランプ大統領が米国がEUから輸入する110億ドルの物品に対し関税を導入する方針を表明したことを受け、EUは対抗措置として関税の対象とする可能性のある米製品の品目リストの作成に着手していた。
 
EUの執行委員会である欧州委員会のマルムストロム委員(通商担当)は「EUは域内の産業に対し公平な競争の場を確保する必要がある」と指摘。ただ「EUは報復措置の応酬は望んでいない」とも述べた。
 
EU、米国はともに関税措置の導入を回避できる形での決着を望むとしており、EUは15日、米国と正式な通商交渉を開始することを最終承認している。
 
ソース:https://www.epochtimes.jp/2019/04/42121.html