ウェルド氏は2月に出馬の方針を明らかにしていた。
共和党内では現職のトランプ大統領が人気を保っており、ウェルド氏の指名獲得は難航が予想される。
ウェルド氏はCNNで「過去2年のホワイトハウスの状況がさらに6年続けば、政治的悲劇になるだろう」とし、「立候補しなければ自分を恥じることになる」と語った。
共和党内からトランプ大統領に対抗する意向を示したのは同氏が初めて。
ただ、共和党指導部は党内の争いを容認しない構えを示唆している。
ウェルド氏の出馬表明を受け、共和党全国委員会は声明で「大統領の指名に対抗しようとするいかなる取り組みも行き詰まるだろう」と指摘し、同委員会の活動と共和党はトランプ氏を強く支持していると表明した。
ウェルド氏は1991─97年にマサチューセッツ州知事を2期務め、16年大統領選ではリバタリアン党の副大統領候補だった。
共和党の指名を獲得できなかった場合、無所属で出馬する考えはないとした。
トランプ氏を一貫して批判してきた同氏はCNNで、「現在ワシントンで起きているのは対立だけだ」と述べ、民主、共和両党に責任があるとしながらも、「大元は大統領自身だ」と皮肉った。
ソース:https://www.epochtimes.jp/2019/04/42063.html