インダストリー4.0とモノのインターネット(IoT)能力を付加した工場で、既存工場をグレードアップし、新工場も建設した。5年間にわたる能力強化計画で、1億Sドル(約82億1,800万円)を投資した。工作機械生産能力はほぼ2倍になる。
工場にはソーラーパネルを据え付けた。年間2,400メガワット時の電力生産が可能。乗用車200台を道路から取り除いたのと同じ効果で、年間1,000トンの二酸化炭素排出を削減できるという。
在庫管理のデジタル化では、ボルトなどの部品を入れた容器を重量感知ラックに入れ、不足が生じそうになると管理者に知らせるシステムにした。物流コストを78%削減し、労働生産性を20%改善できるという。
IoTセンターでは顧客担当技術者は世界中の顧客工場の工作機械をモニターし、故障、異常の前触れを察知し保全する。またスマート眼鏡を利用した修理指示も行える。