上級委はWTO規則を巡る一審の解釈は誤っているとの見解を示す一方、適正な消費者保護や許容される放射線レベルなどの問題には踏み込まなかった。
韓国は2011年3月の東京電力福島第1原発事故後、福島や岩手など8県産の水産物輸入を禁止。日本は科学的根拠がないとして、2015年にWTOに提訴していた。
最終判決を受け、韓国の産業通商資源省は声明で「韓国政府はWTOの判断を歓迎する」と表明。今回の判決に基づき、韓国は日本の水産物に対する現在の禁輸措置を継続するとした。
ソース:https://www.epochtimes.jp/2019/04/41975.html