シンガポール海事週間の一環として開幕した「アジアの海」会議に合わせ発表された。2位から5位は、ドイルのハンブルク、オランダのロッテルダム、香港、ロンドン。DNV・GLとメノン・エコノミクスは、海運、海事金融・法律、海事技術、港湾・物流、魅力・競争力の5項目について15の海事都市を比較した。
シンガポールの港湾が昨年扱ったコンテナ量は3,660万TEU(20フィートコンテナン換算)、入港した船舶の総トン数は合計27億9,000万トンと世界でもトップクラス。5項目のうち、海運、港湾・物流、魅力・競争力の3つで最高の評価を得た。しかし海事技術では8位と低評価だった。この項目で高い評価だったのはノルウェーのオスロとロンドン。シンガポールは研究開発(R&D)と教育を充実させる必要があるという。
調査では海事の専門家200人の意見を聞き順位をまとめた。この先、順位を上げると予想されるのは上海で、5年後にはシンガポールに次ぐ海事都市になる可能性があるという。