SONY Mobileがスマホ工場を閉鎖―まだ終わりではないと主張
NokiaやBlackBerry、HTCほどのダメージは受けていないが、ソニーも世界のモバイル業界での威厳を保つことができなかった。スマートフォン事業に関して日本を拠点とする技術及びエンターテイメント部門は何か手を打つ必要があるのは明らかだ。ここ数年でソニーはXperiaのポートフォリオを見直し、変革しようと様々な試みを行ったが、利益に繋がらなかったために徹底的な緊縮政策に切り出した。
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ソニーはコスト削減のためヨーロッパにある様々なモバイル事業分野から200人の従業員を解雇した。そして本日早朝、以前から噂されていた中国の工場全体を閉鎖するという計画を認めた。中国工場閉鎖は経費の約50%の削減に大きく貢献すると見込まれている。タイの別の工場に生産を移管する予定であるが、北京工場は「数日後」にすべてのスマートフォン製造活動を停止すると伝えられている。
最終的な目標は、長年にわたり費やしている多額な資金を経て、2020年にはスマートフォン部門で再び利益を出すことである。しかし、その時までにソニーがモバイル事業で出来ることは限られているだろう。最新の公式推計によると、Xperiaの年間出荷台数はわずか650万台にまで減少している。この数を考慮すると、サムスンの Galaxy S10ラインナップは発売されたその月で世界的に1000万もの販売台数を打つと予測された。
もちろん、ソニーは5G革命を目前にしてスマートフォン市場を放棄するつもりはないとこの1年で繰り返し主張してきた。繰り返しになるが、ソニーの戦略的な対策は事業を1つずつ潰すのではなく、単に事業を強化することを重点にしている。大手スマートフォンベンダーが中国のコストを削減したことは珍しいことではないが、ソニーの北京事業のうちどれだけがタイに「シフト」するのかは明確ではない。
いずれにせよ、この出来事はXperia 1の発売やXperia 2の噂にも影響を与えることはないだろう。しかし、次に何が起こるのかは誰も分からない。
ソース:https://www.retailnews.asia/sony-mobile-insists-the-end-is-not-near-after-it-closes-a-smartphone-plant/
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