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カンボジア: 交通管理システム、市内の渋滞緩和に期待

 
プノンペン市役所が同プロジェクトを実施するために資金1600万ドルが日本政府から提供された。2016年3月からTCCは国際協力機構(JICA)と共同で同プロジェクトを開始した。
 
JICAによると、同プロジェクトは市内の平均移動時間を改善し、Monivong通り沿いの移動時間削減、また交通警察の出動回数を減らすことを目的としていた。
 
プロジェクトを実施した3年間で、TCCは交差点に信号機115台、画像検出器194台と監視カメラ26台を設置した。
 
TCCの責任者であるPheng Pharinet氏は、同プロジェクトは12月に終了を予定していたが、2月まで延長されたと語った。
 
Pharinet氏によると、TCCはDaun Penh地区、Prampi Makara地区、Chamkar Mon地区、Tuol Kork地区などの交通量が多い地域に信号機を設置したと述べた。これらの地域は午前6時〜午前8時と、午後4時〜午後6時のピーク時、最も交通量が多いと同氏は語った。
 
同氏は、TCCが司令部から直接109箇所を管理、監視する予定だと述べた。
 
「プノンペン市内の交通量を管理することで、以前よりも状況は改善された。TCCは、毎日24時間稼動している。スタッフ不足により、午前8時〜午後12時の間、および午後2時〜午後6時までの間しか監視ができないが、残りの時間は自動で監視が続けられている」と同氏は付け加えた。
 
200万人以上の人口と678平方キロメートルの土地面積を有する首都プノンペンでは、走行する車両が前年より379%急増したため、交通状況はより悪化した。
 
「交通渋滞はいつも朝と夕方に起こる。その為、TCCの職員は交通フローを管理し改善しなければならない。通常、Boeng Keng Kang、セントラルマーケットエリア、Serey Pheap、Nanjing、Tralork Bek、Tuol Korkの交差点では交通量が増加する」とPharinet氏は述べた。
 
Pharinet氏は、首都で安全な交通を確保するためには、全ての人が交通規則を遵守しなければならないと述べた。また同氏は、現代の技術が導入されているにもかかわらず、交通面で問題が起きているのは、人々が法律に従わないからだと指摘した。
 
「信号機が設置されたので、住民は交通規則を遵守すべきだ。そうでなければ、依然として問題は解決されない」と同氏は述べた。
 
(GREEN SUN:カンボジア語翻訳者:ホーン)
 
ソース:https://greensun.com.vn/ja/カンボジア-交通管理システム、市内の渋滞緩和に/