タイの財閥(CPグループ)も注目する日本のスタートアップ技術 日系各社が最先端技術をアピール
近年タイでは、デジタル分野への投資が注目されており、同国投資委員会の発表によると、2015~18年のデジタル技術関連の投資申請件数は845件、投資申請額は計253億7,000万バーツに達しているという。
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そんな中、在タイ日本大使館は3月14日、タイのデジタル経済社会省や同国大手財閥チャロン・ポカパン(CP)グループ、True Corporationと協力のもと、日本のスタートアップをタイの財閥に紹介するスタートアップインキュベーションイベント「Rock Thailand(ロック・タイランド)」を開催し、日本を代表する10社のスタートアップ、タイからはおよそ20社がそれぞれ参加し、日系各社が最先端技術をアピールした。
日本からは、2016年4月に設立されたIoT技術を用いて水産養殖向けサービスを展開するウミトロンを始め、自動車のビッグデータを活用したサービスを提供するスマートドライブなどが参加しており、日系各社の技術に、タイ財閥も大きな興味を示した。特にCPグループはこれまでにも、日系スタートアップでタイを拠点にオンライン決済サービスを提供するOmiseと提携をした実績もあり、日本のスタートアップとの提携に非常に意欲的だ。
経済発展が目覚ましい東南アジアの中でも、いち早く成長し、インフラ整備も進んでいるタイは、その地理的な条件からも、日本企業の進出先として注目されている。周辺の新興諸国への足掛かりとしてタイへの進出を考えている企業も多いだろう。事実、今回のイベントに参加した日系スタートアップの中には、2019年中にタイに進出したいという声が数社から上がるなど、イベントは大成功だった。
(参照)https://thethaiger.com/hot-news/rock-thailand-japanese-start-ups-eye-thai-businesses
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