ソフトバンクグループが大規模な新ファンドを南米全域にて設立
日本のソフトバンクグループは3月7日、ラテンアメリカ市場のテクノロジー企業に特化した投資のために、50億ドルのファンドを設立すると発表した。アルゼンチンやブラジル、チリ、コロンビア、メキシコなどラテンアメリカ全域で投資を行う。最高執行責任者であるMarcelo Claure氏がこの新ファンドを率いる予定となっており、同グループは初期投資として20億ドルを拠出し、ジェネラルパートナーとなる予定だ。
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ソフトバンクはすでにサウジアラビア政府と共同し、1000億ドルの「ビジョン・ファンド」を設立しており、自動車配車ウェブサイトおよび配車アプリを展開するUberなどの新興企業への投資を開始している。ビジョン・ファンドはすでにテクノロジー分野で大きな影響を与えており、ラテンアメリカでの「イノベーション・ファンド」もそれに追随するだろう。 Claure氏は、「ビジョン・ファンド」の責任者Rajeev Mishra氏とともに、ポートフォリオ企業間の相乗効果を生み出す責任を負うことになる。
Claure氏は、ラテンアメリカには非常に多くの技術革新があり、ビジネスチャンスはこれまでになく強大になったと語る。新ファンドは、電子商取引、ヘルスケア、およびフィンテック等の分野で行い、中南米地域でのポートフォリオ企業の拡大を支援が期待される。ラテンアメリカにおけるビジネスチャンスの認識は、より多くの革新と経済成長につながるだろう。
今回の巨額投資は、ラテンアメリカの将来の可能性を見据えたものであり、今後、ソフトバンクグループ以外の企業がラテンアメリカに注目をすることは間違いない。新たな投資先として浮上したラテンアメリカの今後の動きに注目したい。
Photo by MIKI Yoshihito on Flickr
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