「法輪功弾圧がまだ続いている」中国人亡命者が米国会で発言
「中国の労働教養所で6、7人の警察官が、私の衣服を脱がせ、縄で私の身体を縛った後、30万ボルトの高圧電気棒で拷問した」
1月に米国に亡命した中国人元実業家の于溟(ウ メイ)さんが4日、米国会で行われた「中国の信教の自由を推進するための同盟(Coalition to Advance Religious Freedom in China)」の設立大会でこう証言した。
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【写真】2019年1月27日、米ロサンゼルス空港に到着した中国人の法輪功学習者于溟さんと出迎えに来た家族(林驍然/大紀元)
同盟は十数の宗教の自由を推進する団体および人権団体が共同で設立した。米国務省の世界信教自由弁公室(Office of International Religious Freedom)のサム・ブラウンバック(Sam Brownback)特別大使、ジム・マガバーン(Jim McGovern)米下院議員(民主党)などの超党派議員や人権団体関係者らが出席した。
遼寧省瀋陽市出身の于さんは、中国当局から弾圧を受けている伝統健康法、法輪功の学習者でアパレル関連の会社を経営していた。
中国当局が1999年に法輪功弾圧を開始してから、于さんは4回投獄され、さまざまな拷問を受け、何度も生死をさまよった。「この20年に及ぶ弾圧のうち12年間、刑務所や労働教養所に投獄されていた」。経営していた会社は2000年、倒産に追い込まれた。
于さんの代理人を務めた弁護士、王宇氏と王全璋氏らは、2015年の中国当局による人権弁護士一斉拘束事件で連行された。
于溟さんは7日、米ラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材を受けた際、法輪功学習者が中国の労働教育所で受ける迫害について触れた。
「労働教育所に着いた直後に、ある保証書にサインを書かされる。この保証書には、労働教育所では法輪功の煉功をしない、法輪功のことを話さないという規則がある。サインを拒否する学習者に対して、看守らは電気棒を使って感電させ、暴行を振るう。暴行の次は洗脳される。1日十数時間以上、学習者らは、法輪功について誹謗中傷する資料をずっと読まなければならない。その間、睡眠を取ることは許されない。居眠りすると、直ちに殴打される。洗脳の次は、法輪功の修煉をやめる保証書と、法輪功を批判する文書を書かされる。これらを書いた人はさらに、他の学習者に修煉をやめるよう説得しなければならない」
于さんによると、労働教育所で受けた殴打は「まだ軽いほうだ」という。「30万ボルトの電気棒で暴行されたのが最も惨かった。本当に生き地獄だった」
于さんは米国会で法輪功学習者に対する中国当局の弾圧を「世に暴かなければならない」と述べた。2008年以降、于溟さんは獄中、隠しカメラで法輪功学習者への拷問の場面を撮影していた。「近くこの映像を公表する」
また近年、海外メディアによる法輪功学習者の迫害に関する報道が少なくなったことについて、于さんは米RFAに対して「迫害はいまだに続いており、さらに深刻になっている」と話した。于さんによると、2018年11月黒龍江省当局が行った法輪功学習者の一斉拘束で、120人が連行されたという。
(大紀元:翻訳編集・張哲)
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