2019年2月27日

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2025年までに43%成長のベトナムEC市場 成長を支える3つの要素とは?

2025年までに43%成長のベトナムEC市場 成長を支える3つの要素とは?

現在から2025年までの間に43%成長すると見込まれるベトナムのEコマース業界は、2019年においては、単一市場に参加する企業の3つの注目すべき要素が市場の牽引材料となろう。

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iPrice Groupのマーケティングコンテンツ・エグゼクティブであるDang Dang Truong氏によると、2018年の活発なビジネスのおかげで、消費者購買におけるデジタル決済とエンターテイメントもまた、本年の興味深い市場材料となるとのことだ。
 
 
・国内における単一市場の参加企業の台頭
 
iPriceのベトナム市場に関するデータによると、Tiki、Thegioididong、Sendo.vnなどの国内の単一市場に参画する企業は、2018年にユーザートラフィックと投資活動の両方を引きつけたことにより、競合他社を凌駕すると見込まれている。
 
最も印象的なのはTikiである。月次ウェブサイトトラフィックはわずか6か月で80%の増加を記録し、これにより同社はベトナムのEコマースウェブサイトのランキングで4位という立場から、12月までには2位にのし上がった。
 
同様に、ソフトウェアデベロッパーであるFPT Groupが投資するSendo.vnは、6か月で月次ウェブサイトトラフィックが55%増加し、Thegioididongに続くベトナムで5位の座を維持している。
 
これらの企業はまた、2018年、東南アジアにおける月次ウェブトラフィックのトップ10企業としてランク入りするのに十分な業績を残した。
 
TikiとSendo.vnが新たな資金調達に成功したと発表した直後に、これらの朗報が届いた。 Tikiは2017年末にJD.comから4440万米ドルを受け取った一方、Sendo.vnは昨年8月にさまざまな投資家から5100万米ドルを受け取った。
 
特定市場に集中し、地場の購買行動に関する知識を活用することで、TikiやSendo.vnのような単一市場の参加企業は、多国籍企業のLazadaやShopeeよりも確かな優位性があるようだ。
 
彼らがより良い資金調達へのアクセスを得はじめている今、ベトナムの単一市場の企業は2019年に驚くような更なる躍進を遂げるかもしれない。
 
 
・デジタル決済がより一般的に
 
2019年1月、ベトナムで最も人気のあるデジタルウォレットのひとつであるMoMoが、シリーズCの資金調達ラウンドを無事終了したことを発表した。
 
それ以前にも、2018年に地元の競合企業であるMocaがGrabPayとの提携を開始し、デジタル決済サービスを拡大していた。
 
同様に、ZaloPayやViettelPayのような他のオンライン決済サービスでも、よりユーザーを獲得しようと躍起になっている兆候がある。
 
これらの動向により、デジタル決済はベトナムのオンラインユーザーにとってより一般的となっている。
 
しかし、GoogleとTemasekの報告によると、デジタル決済を選択しているのはベトナム人の25%にすぎず、残りの顧客は代金引換(CoD)を希望している。
 
代金引換(CoD)は顧客の不安を和らげるのには役立つが、物流における代金引換取引の追加コストはEコマース業者にとっては問題である。しかも、代金引換は製品の返品リスクを高めることも指摘されている。
 
したがって、MoMo、GrabPay、ZaloPayなどのサービスプロバイダが広告塔となっていることで、ベトナムでより一般的となったデジタル決済が、2019年にはベトナムのEコマース分野全体に多くの利益をもたらすだろう。
 
 
・消費者購買におけるデジタル決済とエンターテイメント
 
前年の割引プロモーションキャンペーンに注力した後は、ベトナムのEコマース業者は2018年にはユーザー獲得のため革新的な戦略を採用しはじめた。
 
特に、企業はより多くのエンターテインメントを顧客に提供し始めている。
 
このトレンドに乗っている最も有名な企業はShopeeに違いない。
 
今年のシングルズ・デイには、通常のプロモーションに加えて、Shopeeはアプリユーザー向けのインタラクティブなゲームや、ベトナムで初めてとなる、有名なベトナムポップスターをフィーチャーしたライブTV番組も宣伝された。
 
Shopeeのベトナムにおける主要な競合他社であるLazada、Tikiも、それぞれのアプリやウェブサイトでインタラクティブなゲームを制作した。
 
これらのプログラムは、ベトナムのEコマース業者がユーザーを獲得しまた取り囲むための最も効果的な方法は、ユーザーと関わりを持ち、そしてユーザーとの一体感を感じさせることで実現できることを証明した。
 
来年度には、このトレンドは確かにさらに顕著になるとTruong氏は述べている。
 
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3764.html

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