2ケタ成長率のベトナム小売市場 コンビニ市場の拡大が今後の肝
ベトナムの小売市場は、2018年の年間平均成長率10%、売上高1,500億ドルで、特にコンビニエンスストアの今後に期待がかかる。
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2018年には、この近代的な小売販売チャネルにこれまでにない力強い進展が見られた。
昨年、現地財閥Vingroupの子会社であるVinCommerceのコンビニエンスストアチェーンであるVinMart +は多くの都市や省にて117店舗をオープンし、年末現在で店舗総数を1700までに引き上げた。
The Gioi Di Dong JSCのBach Hoa Xanhチェーンは、昨年末までに405店をオープンした。
2018年にSaigon Co.が展開するCo-op Foodの販売拠点も増えた。同社のCheersとCoop Smileチェーンもネットワークを拡大した。VinMart +は、2021年までに店舗数5,000店、売上高は対2017年比で8倍増の37億米ドルを目標としている。
ベトナムの小売チェーンが拡大している一方で、韓国のGS25や日本のフジマートなど、外国の小売業者もベトナム市場に浸透している。
海外の小売チェーンはベトナムに進出するいなや、軒並み拡大計画を発表している。GS25は10年以内に2,500店舗をオープンする計画。2018年にベトナムに進出したセブンイレブンは、3年後には100店舗、10年後には1,000店舗を展開すると発表した。
商工省の貿易研究所(Trade Research Institute)では、2016年から2020年までのベトナムの小売成長率は年率11.9%で、2020年には市場価値が1800億米ドルに達すると予測している。
2020年までに、ベトナムには1200〜1500のスーパーマーケット、180の商業センター、157のショッピングセンターがあると予想されている。コンビニエンスストアは3000以上に達する。
Nielsen Vietnamは、ここ数年でコンビニエンスストアとミニマートが急増していると語った。Circle K、FamilyMart、B’s Mart、7-Eleven、GS25は、2018年9月現在で店舗数を4倍に拡大した。
2018年11月に発表されたNielsen Vietnamの報告によると、ベトナム人は月に4〜5回、コンビニエンスストアで買物しており、8年前よりもはるかに頻度が高くなっている。これは過去8年間で最も急成長しているショッピングチャネルと言える。
しかし、多くの小売店で商品を販売しているSai Gon FoodのNguyen Thi Thu Trinh副社長は、多くの店舗がオープンしたが、多くの店舗は閉鎖したと語った。
コンビニエンスストアチェーンの拡大を妨げる最大の障害は店舗物件が少ないことである。高い家賃は小売業者の利益をむしばんでいる。
Saigon Co-opのDo Quoc Huy部長によると、実を結び始めるには3年から5年かかり、小売業者は運営コストを最適化するために少なくとも500の小売店を持つ必要があるという。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3745.html
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