全登録台数の減少は配車サービス用自動車、タクシーおよびオートバイの減少が主因。タクシーは2万581台で過去10数年の最少。配車サービス業者との競争が減少の理由だが、配車サービス用自動車の台数も、ウーバーの撤退、運転手に対する講習参加・免許取得義務付けで6万6,480台とわずかながら減少した。
オートバイ登録台数は13万7,480台に急減。登録抹消の見返りに現金3,500Sドル(約284,000円)を支給するとのシンガポール環境庁(NEA)の廃車奨励措置が奏功したようだ。
乗用車登録台数が減少し始めた13年は、ウーバーとグラブがシンガポールに参入した年で、以後、配車サービス業者のCOE需要は増加を続けた。しかしウーバーの撤退で、そうした需要も頭打ちになった。
COEの有効期間は10年だが、期間を延長するドライバーの増加も乗用車台数が増加した要因だ。延長期間は5年が多い。