同社は、日系企業で働く優秀なベトナム人エンジニアを発掘し、日本企業に紹介することを目指してお、今後は情報技術、自動車技術、製油所プロジェクトなどの分野で活躍する人材を獲得する予定である。
近年ベトナムは、高度な技術力を持つ優秀なエンジニアたちを送りだしており、日本企業でも優れた活躍が見込まれている。実際にサムウェルでは、アジア各国から約250人のエンジニアが働きにきており、うち50人はベトナムからの労働者である。
ベトナムにとって日本企業との連携は、雇用機会の拡大を図る観点から非常に重要である。また、日本企業にとっては、安価な人件費で優秀な人材を獲得することが可能で、双方にとって利益があると考えていいだろう。
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
日本で働く外国人労働者の数は、ここ数年で急激に増加しており、平成30年10月時点で、146万人もの外国人労働者が日本で働いている。国籍別に見てみると、中国が約39万人と最も多いが、人数の伸び率が最も高かった国はベトナムで、前年度比で約32パーセントの増加を記録している。
2019年4月からは、外国人労働者の受け入れを拡大する改正出入国管理法が施行されるため、外国人労働者は今後、ますます身近な存在となっていくであろう。優秀な人材を最大限に生かすことができるかどうか、日本企業の采配にも注目が集まるところである。
(参照)https://english.vietnamnet.vn/fms/business/216587/business-news-in-brief-25-1.html