日系企業が注目するベトナム北部のハナム省とは…?
いくつもの日本企業が今、ベトナム北部にあるハナム省に大きな関心を寄せている。日本の農林水産省の代表である寺本氏は1月22日、省人民委員会とのワーキングセッションを行い、日本企業がハナム省の地元企業と協力し、彼らの技術を最大限に生かしながらともに働きたいと考えていることに加え、近代性と持続可能性に重点を置きながら省内の農業を発展させていたいと考えていると述べた。
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近年、ベトナムへの日本企業の進出が徐々に進んでいるが、ハナム省は日本企業の誘致に非常に積極的な地域として有名である。日本企業の誘致を進めるため、日系企業への窓口「ジャパンデスク」を開設し、ハナム省進出を検討する日本企業と積極的にやりとりをしている。アクセスのよさや、人件費の安さなどからも、日本企業の注目が集まっている。
省人民委員会副会長のHien氏は、日本企業進出によってハナム省が受ける経済的利点と今後の開発の可能性について、投資誘致政策の観点から紹介している。省はハイテク産業とサポート産業の受け入れを優先し、安全で清潔な農産物の生産を促進することを目指すという。ハナム省の70以上ものプロジェクトにおいて、日本は現在2番目に大きな巨大投資を行っている。Hien氏は、同省が日本の投資家の関与を高く評価しており、より多くの企業からの投資を望んでいると述べた。
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
日本企業がハナム省に強い関心を持っているという事実は、ハナム省の産業の近代化と持続可能性の追求に非常に有益である。また、ハナム省だけでなく、最高品質の製品を東南アジア市場に供給しようとしている日本にとっても同様に有益であると考えられる。
ベトナムと日本企業の協力は過去にも行われてきたが、企業間の戦略ビジョンが一致しないために、長続きしないケースも多くみられた。ハナム省の地元企業と日本企業が、ともに強みを生かし、お互いの利益のために一致団結することを期待したい。
(参照)https://www.vir.com.vn/japanese-firms-eye-investing-in-ha-nam-65474.html
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