優れた人材を呼び込み、育成し、保持する能力を国別に順位付けしたもので、シンガポールは2位だった。アジア太平洋地域では6年連続で1位を維持した。総合1位はスイス、3位は米国で、以下はノルウェー、デンマーク。日本は22位。域内からは豪州が11位、ニュージーランドが12位、アラブ首長国連邦が19位にランクされた。
都市別のランキングでシンガポールは17位と低かった。1位はワシントンDC。ソウルが10位、台北が15位、東京が19位だった。
報告書の共同執筆者ランバン氏は、国別でシンガポールと米国が上位にランクされていることについて、有力大学の存在、優れた教育制度が人材呼び込みに貢献していると説明した。
また、シンガポールが人材センターを目指していることが人材競争力の強化につながっているという。
シンガポールは人材誘致および育成環境で世界最高の評価だった。監督の枠組み、行政効率の高さが評価された。創造性、問題解決能力など専門職能力、リーダーシップでも高評価だった。しかし人材保持では低評価だった。生活スタイル面の要素で改善の余地があるという。