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シンガポールとマレーシアの領空・領海問題で両国の外務相が会談

 
空域をめぐる問題に関しては、マレーシアが一方的に設置した飛行制限区域の1ヵ月凍結となり、シンガポール当局による計器着陸装置(ILS)の導入計画も一旦白紙となった。
 
シンガポールのバラクリシュナン外相とマレーシアのサイフディン外相は会談後に共同会見を開き、両国が平等と相互尊重に基づいて二国間の関係を改善していくことを強調。
 
今後は、両国の運輸大臣により領空問題解決に向け具体的な解決策について話合われる。また、領海問題に関しては実務会合を設置して解決を急ぐ。
 
主権をめぐる両国の紛争の原因は、マレーシアが10月にジョホールバルの港湾制限を一方的に延長したことと、その後のシンガポール海域へのマレーシア政府船舶の侵入だった。一方、領空問題はシンガポールがセレター空港の新ターミナルの運用開始に合わせ、マレーシアに事前通知なく、ジョホール州パシル・グダン上空の航路利用を意図したというマレーシア側の主張が発端となった。
 
ソース:https://www.kamobs.com/【シンガポールニュース】領空・領海問題をめぐ/