オークラニッコーホテル、カンボジアに初のホテルを建設 日本のホスピタリティで勝負
ホテルオークラの子会社でホテル運営会社のオークラ ニッコー ホテルマネジメントは12月22日、カンボジアの首都プノンペンに「ホテル・ニッコー・プノンペン」を2022年までにオープンすると発表した。
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客室数201室、2021年の完成を目指して建設が進められている同ホテルは、日系企業が初めて開発を行う23階建て大規模複合施設「Japan Trade Center (仮称)」内の14階から22階を利用する。オークラニッコーとジャパントレードセンターは、既にホテル運営管理契約を12月25日に結んでいる。
ホテル内には日本料理はもちろん、最上階の23階にはプノンペンの市街地を一望できるスカイデッキバー、宴会場や会議室も完備し、ビジネスとレジャーの両方のニーズの取り込みを狙う。
近年、日本の投資家や観光客、ビジネスマンの訪問が増加するカンボジアだが、観光省によると、今年は10月末の時点で既に158,439人が日本からカンボジアを訪れている。そういった日本人にとって利便性の高いホテルとなることは間違いないが、世界が認める日本のホスピタリティは、カンボジア国内でも需要が高い。
現在は首都のプノンペンには日系ホテルは1件のみとなっているが、外資ホテルの建設はカンボジアの政治の安定を意味し、国内の株式が強まり、ホテル業界内での競争も高まる為、現地の競合ホテルは、ニッコーの進出を歓迎しているという。
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
株式会社オークラニッコーホテルマネジメントの社長Marcel P van Aelst氏は同ホテルについて、「日本の建設技術をカンボジアへ持ってくるという使命も感じている。また、ホテルが日本とカンボジアの架け橋となるよう、日本のホスピタリティーを紹介していきたい」とコメントしている。まだまだカンボジアには日本企業の進出の余地が大きく残されている。
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