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シンガポール運輸相がマレーシアを批判 ジョホール・バル港主権論争で

 
マレーシアが10月25日、トゥアスの西に位置するジョホール・バル港の境界線を東のシンガポール側に広げたことに対抗した。
 
コー氏は会見用に用意した文書を手に「われわれが広げた境界線はシンガポール海域内にあり、1999年に規定されたジョホール・バル港の境界線の東側に沿っている」と合法性を主張した。
 
コー氏は、マハティール・モハマド氏いるマレーシアの新政権は、ジョホール・バル港の境界線を一方的、独断的に(シンガポール側に)広げたと、同政権を批判した。
 
コー氏は、マレーシア政府機関所属の船舶が同海域を航行していることを主権侵害と指摘。「必要に応じ、そうした侵犯、シンガポール海域における許容できない活動に対し、断固とした措置を講じることをいとわない」と強硬姿勢を示した。
 
コー氏はまた、事態の推移に意識を向けることを国民に要請。「他国とは協力、友好関係を維持したいと思うが、他国がシンガポールに付け入るのを許容してはならない。国益が危機にある時、われわれは一歩も引かず、また団結することが必要だ」と訴えた。