フランス系市場調査会社のイプソスが、ペイパルの委託を受け調査を行った。調査にはシンガポールの1,000人を含む31カ国・地域の3万4,000人が回答した。
1位は香港の消費者で、75%は外国のサイトで買い物をしたことがある。シンガポールの回答者のうち14%は外国のサイトからのみ購入していた。
全体で、主な購入品目は、衣類、履物、アクセサリー。ほとんどの消費者が中国のサイトで買い物をしたことがある。値段の低さが最大の理由だ。
調査結果を話し合うパネル討議がペイパルの主催で開かれ、アジア・トレード・センターのアレックス・カプリ上級研究員は、保護主義の動きがあるなか、シンガポールの事業者はそうした風向きの変化への対応が必要になると述べた。
米中貿易摩擦についてペイパルのロハン・マハデバン上級副社長は「どこに向かおうとしているのか明確でないのが問題だ。関税を課すのか、方向がはっきりしなければ対策の立てようもない」とコメントした。