技術協力プロジェクトは、2019年3月から2021年3月にかけて実施される予定である。これは、地元女性のニーズに応える金融および非金融サービスの開発と、提供促進のためにVWUの能力向上を目指している。
このプロジェクトの下、JICAとVWUは、ジェンダーに応じた財政と他国の優良事例に基づき、マイクロファイナンス機関や商業銀行などが金融サービス提供者を訓練することも並行して行う。
同時に、このプロジェクトは、選ばれた金融サービス提供者を支援し、様々な女性の多様なニーズに対応できる新製品を開発する。
プロジェクトから学んだ教訓や実践経験は、ベトナムの政策立案者と共有することで、財政的な取り組みを促進するための参考資料となる。
ベトナムでは、成人の31%しか銀行口座を持っていない。成人の14%は金融機関に貯蓄預金があり、21%は正式な金融機関から借り入れをしている。
マイクロファイナンスサービスの顧客の大半は女性であるが、利用可能な金融商品の種類は限られている。国際経験によると、女性の財政は、女性の福祉の改善に加えて、社会にプラスとなる。
金融サービス提供者が女性に対する優しい商品を提供するよう促すためには、有効的な政策環境が必要であり、ジェンダーの対応を国の財政政策に合わせる必要がある。
これらの問題に対処するため、ベトナム政府は2016年にジェンダーへ対応した財政を促進するための技術協力について日本政府へ要請した。
JICAにとって「包括的な開発」目標を達成するためには、ジェンダーの平等と女性のエンパワーメント促進が不可欠である。
ベトナム語翻訳者:キム
ソース:https://greensun.com.vn/ja/ベトナムベトナム日本は女性のための金融サービ/