LINE Pay、インバンド客の獲得に向け、グローバルアライアンス展開を発表
LINEグループの決済会社LINE Pay社は2018年11月27日、増え続けるインバウンド客の獲得に向け、LINEの主要4カ国のLINE Payユーザーに日本での決済を可能にするグローバルアライアンス展開を開始することを発表した。併せて、韓国のNaver、中国のチャットアプリWeChatを運営するテンセントとの提携も発表し、フィンテック事業領域で一気に攻勢をかける。
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中でも注目は、中国最大のチャットアプリとして君臨するWeChatの支払いサービス、WeChat Payとの提携だろう。今回の提携により、LINE Pay端末を設置済の日本の店舗で、WeChat Payの直接支払いが可能になる。日本は中国人にとって人気の旅行地であり、多くの中国人観光客が日本で買い物を楽しんでいる。2019年早期には、中国人客はWeChatアプリを起動して、店舗側が提示するQRコードををスキャンするだけで支払いを行うことができるようになる。
LINE Payの取締役COOの長福久弘氏は、「LINE Pay加盟店になることで、増加するインバウンド需要を確実に取り込むことができる」と、今後の加盟店の新規獲得にも意欲を見せている。
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
世界中で進むキャッシュレス化の波は、国内だけではなく、国境を越えた支払いが求められる時代に突入しているといえるだろう。このようなキャッシュレス化jは、利用者の生活を便利にするのはもちろん、店舗側としてもインバウンド需要の取り込みが可能になり、収益増加が可能になる。
2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック、2025年の大阪万博など、数々の大イベントを控え、確実なインバウンド客の増加が見込める日本。今回のような提携は、店舗側にとっても非常に重要な位置づけとなりそうだ。
(参照)https://techcrunch.com/2018/11/26/wechat-line-payments-partnership-japan/
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