客寄せのため工夫を凝らしているのが奏功しているようで、ヨガスタジオやボクシングジム、クライミングウオールを開設。また飲食施設を増やしている。
ビボシティーでは4～9月の来客数は前年同期より3.1％増加した。ただ、テナントの売り上げはわずかながら減少した。
キャピタランドが所有するクラーク・キーでは室内ミニゴルフを楽しむことができる。現在改装中のフナン・モールにはABCクッキングスタジオが開設の予定で、パンや和菓子の造り方を学ぶことができる。
キャピタランドが所有・運営する15のショッピングセンターの1～9月の客数は1.8％減少したが、テナントの売り上げは売り場面積当たり0.5％増加した。
シンガポールは住民1人当たり小売り施設面積が多く、国民のほとんどにとり住まいの近くにショッピング施設があるというのが強みだ。ヨガなど仕掛けで増えた客足をどうテナントの売り上げに結び付けるかが今後の課題だ。