KDDIと沖縄セルラー電話、インドのジオ社と提携し「VoLTE」サービスを開始
世界第9位の移動体通信事業者であるインドのReliance Jio社(以下、ジオ社)は11月20日、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (以下、沖縄セルラー電話)と提携し、高音質な発着信が特長の「VoLTE(Voice over LTE)」サービスの提供を、インドと日本の間で開始したと発表した。
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これまでKDDIと沖縄セルラー電話は、韓国、インドネシア、米国、グアム、米自治領北マリアナ諸島でau世界サービスのVoLTEを提供している。VoLTEはLTEネットワーク上で音声通話を実現する技術で、高音質な音声通話、高速な発着信、音声通話中の高速なデータ通信などが期待できる。
今回の提携についてインド側の提供事業者となるジオ社のMark Yarkosky氏は、KDDIの利用客が、インド初となる高音質なVoLTEサービスを利用できることについて、喜びのコメントを出しており、インド国内全域で、同社の提供する4G LTEネットワークを使用し、最高のデータサービス、音声通話、メッセージサービスを利用することが可能となったと述べている。
インド国内で高い支持を得ているジオは過去20か月間に渡り、国内最速級のネットワークと評価されている。2018年9月末までの利用者数は、2億5230万人以上のユーザーを有し、201616年9月からの後発にもかかわらず、国内シェアを15%以上に伸ばし、移動体通信事業者として確固たる地位を築き上げている。
<DIGIMA NEWS編集部の視点>
この2年余りでジオが台頭し、インド国内での勢力図が大きく変わったように、インドの携帯電話関連事業にはまだまだ大きな商機があるといえるのかもしれない。とはいえ、契約者数が12億人に迫り頭打ちとなるなか、今後は各社が品質面での向上やサービス拡充を競い合う段階になっているといえるだろう。また、データ通信を活用した新規コンテンツサービスの導入なども相次ぐだろう。世界第2位の人口を抱える巨大市場の行方は、今後もしばらく目が離せなそうだ。
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