海外ビジネスニュースを毎日配信!− DIGIMA NEWS

配車サービスのGrab ASEAN域内でeウォレット送金サービスを導入へ

 
域内初のデジタル財布間送金サービスで、既存のほかのeウォレットと異なり、代理店など提携店舗で直ちに現金化できるという。送れられてきた金を「財布」に入れておき、グラブペイのアプリを利用し買い物をすることも可能だ。
 
発表式に立ち会ったビビアン・バラクリシュナン外相は「相互操作性のある域内向け送金・決済システムが普及すれば、市民、小規模企業にはASEAN全域の商品、サービスを入手する機会が拡大する。こうした、革新的デジタルサービスがもっと民間セクターから誕生することを希望する」と期待を表明した。
 
グラブは声明で、eウォレットがあれば域内観光、出張での支払いで煩雑さが解消され、国境を超えた電子商取引の増加にもつながるとした。
 
東南アジアの昨年の送金市場は700億米ドル(約5兆7,700億円)規模。グラブによれば、送金サービスを最も利用する外国人労働者は、不法営業の送金業者に依存しているのが現状だという。
 
画像出典元:https://www.grab.com/sg/