生産開始は来年だが、既に清掃業者のチャイ・ティアム・メンテナンスとアブソル―ト・メンテナンス・サービスへのレンタルが決まっており、計100台がチャンギ空港やエスプラネードで使用される。
ライオンズボットは海外展開も計画しており、日本、豪州企業が関心を示しているという。来年末までには国内外で200台のレンタルを計画している。
ロボットを開発したのはライオンズボット創業者のディラン・ン氏夫妻とシンガポール科学技術デザイン大学のモハン・ラジェス・エララ助教授。開発に120万Sドル(約9,800万円)と7カ月を要した。販売はせず、月1,200Sドル(約9万8,000円)前後で賃貸する。
清掃業界は労働者の高齢化と労働者不足に直面しており、政府は業務の自動化を業界に促し、技術開発のための資金支援を実施した。
モハン氏によると、ロボット「リオボット・スクラブ」は小型のため、事務所にドアから簡単に入ることができる。
掃除場所の地図をロボットがシェアするため複数のロボットが同時に効率的に作業を行え、また相互通信するため衝突を回避できる。ごみの吸い込み、掃き掃除、磨きの3つの動作を行える。