現代自動車は世界50大ブランドの一つに数えられるが、日本車が圧倒的地位を占める東南アジアでのシェア拡大を戦略の一つとしており、日本の自動車メーカーが立ち遅れている電気自動車の分野で強固な地位を固める方針だ。
現代自動車は来年から電気自動車200台をグラブに提供する。今回の資金注入でグラブが投資家から得た資金は27億米ドル(約3,060億円)になった。現代自動車は今年1月、グラブに初めて2,500万米ドル(約28億円)を出資した。
グラブが自動車メーカーから直接、車両を購入するのは初めて。同業の中国系滴滴出行や米ウーバーは既にメーカーから購入している。
現代自動車は来年、電気自動車を使ったカーシェアサービスを開始する計画だ。グラブとの提携で利用者情報、運転情報を入手し、事業に活用する。
グラブに提供する自動車は高速充電が可能な車両。シンガポールは電気自動車を推進しており、電力のSPグループが充電施設の増設計画を最近発表した。