アメリカのシューズメーカー・Brooks Runningも中国からベトナムに移転か
米国スポーツアパレル企業Brooks Runningは、貿易戦争による関税を回避するため、製造を中国からベトナムに移行することを検討している。
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同社の最高経営責任者(CEO)Jim Weber氏は22日、ドナルド・トランプ大統領による中国との貿易戦争の影響により、同社のランニングシューズには関税が45%かかると話した。
「われわれは、ビジネスへの25%の関税の準備はありますが、ランニングシューズへのさらなる20%は脅威となります」と Weber氏は、CNBCのテレビ番組「Squawk Box.」で語った。
Weber氏は、ベトナムがBrooksの新たなサプライチェーンとの可能性を示唆し、移行には数百万米ドルのコストがかかると付け加えた。
Weber氏は、生産拠点の移行により、ベトナムでは関税が低いため、同社の米国内と世界における競争力の強化を確信していると話した。
移行が起こった場合、恒久化する可能性が高いとWeber氏は付け加えた。
米国と中国の貿易戦争は、先月、米政府が2,000億米ドル相当の中国製品に対し新たに10%の関税を課し、今年末までに25%まで引き上げられる。
中国は600億米ドル相当の米国製品に5%と10%の関税を課し直ちに報復した。
世界中の50カ国でスポーツシューズ、アパレル、ブラ、アクセサリーを販売するBrooksは、AdidasのKasper Rorsted最高経営責任者(CEO)が5月に中国からベトナムに履物製造を移行するとの発表に続きなされた。
Adidasのデータによれば、ベトナム工場の同社靴生産量は昨年、中国のメーカーの19%に対し44%で、Adidasのトップサプライヤーとして中国を追い抜いている。
これは、昨年、中国の27%に対しベトナムで靴の46%を生産したAdidasの競合他社であるNikeにも当てはまる。
ベトナムの履物輸出業者は、進行中の貿易戦争から恩恵を受けているようだ。
今年最初の9カ月間、ベトナムの靴の輸出額は117億4,000万米ドル相当で、前年比10.2%増加した。
ベトナムは、昨年、4億400万足を輸出し、中国に次ぐ米国への二番目に大きい履物の輸出国。
昨年、ベトナムの履物輸出額は146億5,000万米ドル相当に達した。
ソース:http://apparelresource.asia/news/item_3654.html
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