このうち250ポイントは直流方式の50キロワット時の強力充電器で、通常の充電器であれば8時間かかるところを30分に短縮できる。
また数カ所には350キロワット時の超強力充電ポイントを設置する。充電量の多い、1回の走行距離が長い車両向けで、10分で充電が完了する。
SPグループは乗用車だけでなく、バス、トラックも充電器を利用できるようにする。政府が電気バスの導入を推進していることに対応した。
プロジェクト担当者のゴー・チーキョン氏は、充電インフラの不足が電気自動車の普及を妨げているため、充電器設置を加速すると語った。電気料金は通常の料金より高めにする。
利便性を考慮し、ショッピングモール、住宅地、ビジネスパーク、工業団地、またコーヒーショップやフードセンターの近くに設置する。
公営住宅の駐車場にも整備する計画で、当局と協議を持っているという。電気自動車が普及した場合、送電網への付加が増すため、今後対応策を検討する。
シンガポールには電気自動車を使ったタクシー会社のHDTがあるが、登録車両総数(約61万台)に対し、電気自動車の数は443台と少ない。