成長が続くタイの自動車市場、2019年マツダの売り上げが急伸
2018年1月から9月までの時点で、タイのマツダ車販売会社マツダセールス(タイ)は51,755台を販売したと発表した。特にタイ産のエコカー「マツダ2」が最も売れ行きがよく51%増の33,939台、次いでマレーシア産の「CX-5」SUVが116%増の6,265台で、伸び率が最大となった。ピックアップトラックの「BT-50」Proモデルの売り上げは17%上昇の5,154台、コンパクトカーの「マツダ3」が5%増の3,974台と続いた。
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マツダセールス(タイ)のChanchai Trakamudomsuk社長によると、2018年のタイの自動車市場は非常に活況で、第一四半期は13%、第二四半期は26%、第三四半期は22%の成長を記録しているという。安定した経済や政治といった要素以外にも、JICAが支援を行っている東西経済回廊のおかげでASEAN諸国の陸の連結が高まったことが自動車市場の成長を後押ししている。
現在、同社のタイ国内での売り上げは第5位となっている。Chanchai氏によると、マツダの本社もタイ国内の販売努力と成功を認めているという。マツダセールス(タイ)のマーケットシェアは7%で、売上高は、マツダ全社内でアメリカ、中国、日本、オーストラリア、カナダに次いで6番目の規模にまで成長している。
今年のマツダセールス(タイ)の売り上げからもわかるように、タイ国内での自動車市場は堅調で、今後もしばらくは成長が見込めるだろう。
また、世界的にエコカーなどの環境に配慮した車が人気を集めており、それはこのASEAN地域においても例外ではない。今後は各社とも、既存車種と新たなエコカーの開発・展開が大きく勝負を分けそうだ。
(参照)https://www.bangkokpost.com/business/news/1556534/mazda-sales-strong-in-first-three-quarters
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