2018年10月17日

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製造業が熱いベトナム! 国内最大の国際総合工業展示会に日系企業が多数参加

製造業が熱いベトナム! 国内最大の国際総合工業展示会に日系企業が多数参加

ベトナム最大級の国際総合工業展示会として毎年開催されている「METALEX Vietnam 2018」が、ベトナムのホーチミンシティで10月11日から3日間開催され、会場は世界中から集まった多くの人々で賑わった。

 

 

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同イベントは昨年と同様、ベトナム唯一のエレクトロニクス関連展示会「NEPCON Vietnam」との併催という大規模な展示会となり、販路開拓や拡大に意欲的な事業者たちが新たな顧客の獲得やパートナー探しを行った。

 

今年で12回目となる同イベントは、Reed Tradex社、Investment and Trade Promotion Centre of HCM city (ITPC)、HCM City Centre for Supporting Industries’ Development (CSID)、日本貿易振興機構(JETRO)の共同出資で開催され、毎年参加する製造業者に最新の金属加工技術や電子装置製造技術を伝えている。今年は、世界25か国から500の出展があり、約1万人が訪れた。数ある出展の中でも、Hoffman、Hexagon、高松機械工業、Weldcomなどのブースが人気を集めていたようだ。

 

またJETROが主催し、進出日系企業の裾野産業に関わる調達の支援と、内需向け販売の促進事業として開催する、「Supporing Industry Show2018」も例年同様に同時開催され、ベトナムと日本の部品工場会社の供給プロセスのネットワーク形成構築の場を提供した。

 

現在ベトナムに進出している約2,500社の日系企業の半数以上が製造業となっており、各イベントには、日本の大手企業も多数参加していたことからも、今後ベトナム企業と日本企業の繋がりがさらに強化されることが期待できそうだ。

 

ベトナムでは製造業の国際競争力を高めるために、部品などをメーカーに供給する裾野産業の強化を急いでいる。原材料の調達を輸入に大きく依存しているために製造コストが割高となっている地元メーカーの多くは、完成品が外国製品よりも価格面などで不利になり、輸出面はおろか国内市場でも競争力が弱くなってしまっているという背景もあり、イベントへの参加者の多さは、国内外の企業の関心の高さが垣間見えるといえるだろう。

 

(参照)https://en.vietnamplus.vn/series-of-manufacturing-expos-take-place-in-hcm-city/139886.vnp

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