2017年度のインドネシアからの訪日旅行客約35万人の内、北海道を訪れたのは1割に当たる3万4千~3万5千人。20年度には4万人実現を目指す。
地震により、道内の宿泊キャンセルが延べ100万人を超えるなど打撃を受けた。現在は観光地のインフラ関係は復旧しつつあるという。「ただ、地震のイメージは大きく取り戻す努力をしていく」
インドネシア語字幕入りの道内観光地のPR映像を作り、また旅行会社やインスタグラマーを観光地に招き、魅力を伝えて発信してもらうなど地道な努力を続けていく。11月下旬には、ジャカルタで北海道観光セミナーを開く予定だ。
現状の課題はムスリム対応。「ハラル認証を取っている飲食店が少ない。ムスリムについて理解する取り組みに力を入れる」。ホテルや飲食店の人材教育に協力していく。
インドネシア人の旅行スタイルは「個人旅行が多く、バスやタクシー使用が多い」と説明。「エアアジアXの直行便が就航したマレーシアからの観光客数の伸びは加速しており、直行便ができればインドネシアからも増えていくはず」。東部の網走などで見られる流氷が人気だという。
【じゃかるた新聞・平野慧、写真も】
ソース:https://www.jakartashimbun.com/free/detail/44221.html