香港で最低賃金の改定に合意 引き上げ幅は過去最高の8.7%
最低工資委員会は先ごろ最低賃金の引き上げについて合意したもようだ。
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9月29日付香港各紙によると、2011年5月1日に施行された最低賃金は2年に1回見直すことになっており、来年調整の時期を迎える。最低工資委員会は先に2回にわたり全日会議を開催。現在34.5ドルとなっている1時間当たりの最低賃金について、労働側は38ドルへの引き上げを提案、
雇用側は36ドルなら受け入れると主張した。駆け引きを経た後に中間の37.5ドルで双方とも合意。引き上げ幅は過去4回の調整の中で最大の8.7%となる。最低工資委員会は10月末までに行政長官と行政会議に報告書を提出し、順調に通過すれば来年5月1日から実施される見通しだ。
統計処の数字によると、最低賃金が37.5ドルに引き上げられれば15万6,000人余りが恩恵を受けるとみられる。ただし財界では最低賃金引き上げによって清掃員などの労働コストが増すため、マンションやオフィスビルの管理費は最高で15%引き上げられると指摘している。
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