家族・人口調査センターのジーン・ヨン所長によると、結婚したもので子どもを持たない世帯の割合は10%にとどまっており、独身者の増加が出生率低下の最大理由だという。
2017年統計で、年齢25~25歳の国民のうち、独身女性の割合は68.1%と10年前より7.2ポイントも上昇した。上の年齢層でも未婚者の割合は07年を上回っており、30~34歳で3.9ポイント高い32.8%、40~44歳で3.8ポイント高い18.1%だった。
男性でも独身者の割合は高く、25~29歳で80.7%(10年前は77.5%)だった。この上の年齢層でも独身者の割合は高まっているが、唯一、30~34歳の層で40.8%から40.5%へ低下した。
専門家によると、女性の未婚率が高くなっている理由として考えられるのは、高等教育を受けた女性が増え、結婚しなくても生活に困らないこと、長時間労働、公営団地が購入できるまで何年か待つ必要があることなど。結婚よりキャリアを重視する女性も増えているようだ。
土木エンジニアの男性は「仕事のキャリアを積み、生活費の多くを負担するのが男性の役目。それができないのは男らしくない、といった考えが根強い」と語った。
「好んで独身を通しているわけではない。ピッタリの相手がいないだけで、いい男はほとんど、ほかの女性が手に入れている」(女性投資アナリスト)との意見もある。