日本学生支援機構(JASSO)が主催。スラバヤのスクエア・ボールルームに41機関、ジャカルタ・コンベンション・センター(JCC)に75機関がブースを構えた。これまでの最高来場者数は2015年の計5305人。内訳はスラバヤ1190人、ジャカルタ4115人だった。
来場者はジャカルタで減少した一方、スラバヤでは伸びた。JASSO留学情報課課長補佐の宮井朋宏さんは「インドネシアの地方での所得が上がり、日本留学が可能な世帯が増えたことと、イベント自体の認知が広がった結果」と分析。
インドネシアの日本語学習者数は74万5千人(国際交流基金15年度調査)で、中国に次ぐ世界2位。一方でJASSOの調査によると、日本に留学しているインドネシア人は5495人(17年5月1日時点)で全体の約2%にすぎない。国内で学習する生徒が大半を占める現状がうかがえ、宮井さんは「ここ2~3年で理系の大学院を目指す人から、学部生、専門学校を目指す人まで間口が広がってきた。今後も伸びる余地は十分にある」と指摘した。
今回初出展した山手日本語学校(埼玉県川越市)はことしからインドネシア人募集を本格化した。事務局の谷口奈津子さんは「今後経済が伸び、所得が高まればさらなる需要が期待できる。初参加だったが、想定よりはブースに人が集まり、関心の高さを感じた」と話した。
【じゃかるた新聞・大野航太郎、写真も】
ソース:https://www.jakartashimbun.com/free/detail/44132.html