コリアーズはアジア16都市を、社会経済、不動産、人的要素の3面から分析し、ランキングをまとめた。1位はインド南部のバンガロールで得点は68%。人材が豊富で、高級オフィスも東京に次いで多く、人件費、オフィス賃借料、生活費のいずれもが安い点が評価された。
シンガポールの得点は63%で、人材の豊富さ、低率の個人所得税、生活の安全さ、質の高さが高評価につながった。不動産賃借料は高い。シンガポールはこの先も、金融センター、通信ハブとの地位の恩恵を受ける見通しだという。
3位は深センで61%の評価。研究開発(R&D)に巨額の投資を行っていること、オフィスが豊富にあることが評価された。
上位に近い得点だったのは、北京、ハイデラバード、香港。ほかの上位10都市のうち、東京と台北は人材面では高評価だったが、経済成長は長期にわたりさえない見通しで、これがマイナス要素とされた。