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日本人観光客の取り込みを狙うカンボジア、国を挙げて観光産業を盛り上げる

会談において両者は、プレアヴィヒア寺院、サンボープレイクック遺跡、バタンバンを含めたその他の観光地の発展・宣伝を行うことで合意した。

 

カンボジア観光省は日本人観光客向けの新商品の開発や既存のサービスを組む合わせることで、カンボジアの新たな魅力をアピールしていきたい考えだ。2017年には20万人もの日本人観光客が同国を訪れており、かつて2003年には、同国を訪問した国別の観光客数で日本人がトップとなったこともある。

 

現在カンボジアは宿泊施設や外食サービス、日本への直行便の就航にも重点を置いている他、日本貿易振興機構の調査によれば、2018年前半の日本との貿易量も大幅に増加し、輸入で9.5%増、輸出では19%増を記録している。

 

また昨年は、同国のフンセン首相が日本企業の代表団と面会した際に、日本企業が地元経済において重要な役割を担っていることを伝え、地元のインフラ整備に加え、2国間を結ぶ直行便数を増やすための航空事業への投資も強く呼び掛けている。

 
<DIGIMA NEWS編集部の視点>

観光産業に力を入れるカンボジアは、観光地として多くの可能性を秘めている。日本企業はもちろんのこと、近年では中国も同国の観光産業に大きな関心を寄せており、中国政府は2020年までに中国からの観光客を200万人にまで増やす計画を発表し、カンボジアへの投資が賢明だと発表していることからも、同国の観光産業は今後も順調な発展が期待できそうだ。

 

 

(参照)https://www.khmertimeskh.com/50534943/new-tourism-products-to-target-japanese/