配車アプリの普及で配車サービスを利用する住民が増加しており、URAは通勤・通学者の移動パターンに対する理解を深め、公共輸送機関の効率的運営に役立てる。
公共輸送審議会(PTC)が実施した調査によれば、調査前の1週間にグラブなどが提供する個人ハイヤーサービスを利用した住民の割合は、2016年は回答者の20%だったが、17年は70%に達した。
URAは、通勤・通学者が利用している配車サービスのタイプと乗車時間、移動パターンを調べる。こうしたデータを土地利用、インフラ整備の立案に役立て、通勤・通学者の利便性向上を図り、乗用車が少なくて済む社会作りに役立てるという。
グラブ・シンガポールのリム・ジェー代表は、民間輸送機関と公共輸送機関のデータを統合することで、シンガポールの輸送ネットワークの効率向上と都市計画作りに貢献することを希望していると述べた。
米国では配車サービス大手、ウーバーが客の移動データを集めた都市計画ツールを導入しており、当局は交通パターンの分析に利用が可能だ。
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